ヘルペスウイルスによく効くことで有名な【バルトレックス】について詳しくご説明いたします。こちらのお薬は抗ウイルス薬と呼ばれるもので、ヘルペスなどの感染症の発症初期に使用することが有効とされています。

バルトレックスとヘルペスを撃退する男性の写真

バルトレックスが効く病気や免疫不全症候群は自宅検査

バルトレックスは、バラクロシビルを主成分とする抗ウイルス化学療法薬です。バルトレックスは、チミジンキナーゼの作用により必須アミノ酸のバリンとアシクロビル(ACV)に加水分解され、ACVはヌクレオチドdGに構造が似ているとで感染細胞内でリン酸化され活性化しますが、ACVのリン酸化はヘルペスウイルス感染細胞だけの反応なので、正常なヒトの細胞ではACVは不活性のままとなっています。リン酸化されたACVは、DNAポリメラーゼの働きを鈍化させ、感染細胞内のDNAの合成を阻害し、ヘルペスウイルスの増殖を抑制します。その為、バルトレックスは性器ヘルペスや単純疱疹、帯状疱疹、水疱瘡に有効とされています。
性器ヘルペスは、8種類のヒトヘルペスウイルスのうちの単純2型ウイルスに感染する事で発症するとされ、感染者の粘膜や体液に非感染者の粘膜が接触する事で感染する性行為感染症です。性器ヘルペス感染者は、HIVやカンジダなど他の性行為感染症に3倍~5倍感染し易いので、検査キットによる自宅検査や専門医療機関の検査を定期的に受けるべきです。検査キットによる自宅検査は、採血や膣分泌物、唾液などを送付し、郵送通知やインタネットで感染の有無を確認します。
免疫不全症候群には、先天的に免疫系に欠陥がある原発性とヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染する事で免疫不全となる後天性があり、後天性免疫不全症候群は俗にエイズと呼ばれています。一般的に後天性免疫不全症候群は、数年~10年程度の無症候期を経て、エイズ指標疾患を発症するとエイズ患者とされます。エイズやHIVは、ヘルペスと同様に検査キットによる自宅検査が出来ますが、保健所や特定の医療機関では匿名かつ無料で検査出来ます。現在では、エイズやHIVの治療薬も格段に進歩しているので、早期発見早期治療で発症を遅らせる事が出来ます。